ライトガイドの集光能力
ライトガイドの集光能力はその他のものに比べ非常に高くほぼ100%光を集めることができる機能を持っています。
古くからレンズを使った方法や鏡を使用した方法などが用いられてきましたが、その特性として赤外線や紫外線は集めることが難しい上、その周波数により曲げることのできる角度が異なるため集光能力は非常に低いものとなっている傾向がありました。
しかしライトガイドは周波数に依存せず誘導することができるためほぼ100%光を束ねることができる構造となっているのです。
加えてその光を逃さない伝達経路の構造となっていることから複雑な形状の中を通す場合でもその元帥はほとんどなく確実に伝達をすることができるのが特徴です。
そのため様々なものに広く利用されており、特に小さな光を効率的に利用したい場面では非常に有効なものとなっているのがポイントで、これまで高い出力を事前に出しておかなければ実現できなかった様々な照明に関しても弱い出力で実現することができるようになる画期的なものとして広く利用されているのです。
ライトガイドを使うと光を効率よく利用できる効果も
ライトガイドは一方から入射された光を他方へ効率よく導くものをいい、アクリル樹脂などの透明樹脂の内面反射を利用したものなどがあります。
例えばスキャナーではA4用紙の長辺長さの帯状の光源が必要で、これまではそのサイズのキセノンライトが用いられていましたが近年の省電力・低コスト化によりLEDへと変化してきました。
しかし、明るさがこれまでよりも低いためそれを改善するためのアイテムとしてライトガイドが利用されています。
他にもコンパクトデジタルカメラの撮影時に影を落としてしまうのを改善するために用いられ、被写体に均一に光を照射し影を消し込んだ撮影を可能にする効果があります。
ライトガイドは限られた量の光を使って必要なところにだけ最大限、無駄なく均一に照射できるように作られたもので、一般に目にすることが出来ない機械内部に使われていることもありますし、カメラに装着できるような機器として販売されていることもあります。