ライトガイドを使った液晶モニター
液晶モニターに欠かすことのできないライトガイドには、平面導光板や棒型の導光棒があります。
特に平面導光板は液晶ディスプレイのバックモニターに必須のライトガイドで、光を発する重要な部品として多用されています。
近年では平面板を単体で用いるよりも、LEDなどの棒状光源に組み合わせたバックライトが増えているのが特徴です。
特に街頭で人目を引くような大型のディスプレイの場合、発光面を均一にしなくてはなりません。平面だと直下型の照明よりも薄型にできるため、クリアな画質を得ることが出来ます。
また自動車の計器類を一枚のパネルモニターに収めるためのライトガイドとして、立体型導光体(インストゥルメントパネルバックライト)の研究・開発が進んでいます。
実用化するにあたっては平面板や棒状光源の使用はもちろん、特殊な形状が特徴の立体型導光体が持っている性質を融合させることが必要です。これからの新しい車になくてはならないライトガイドは、今熱い注目を集めています。
光を使用した実験の効率を高めてくれるライトガイド
明かりを必要とする実験では、ただ光源を用意しただけでは上手く行かない恐れもあります。対象物にしっかりと光が届くよう、ライトガイドと呼ばれるものを利用するのがおすすめです。
ライトガイドとは、光を発する装置から効率よく伝えるためのものです。多くの場合はケーブル状の構造を持っており、十分な長さと柔軟性を備えているのが特徴です。光ファイバーケーブルの簡易版と考えると、頭に思い浮かべやすいかもしれません。
従来はケーブルの中に光ファイバーを使用していましたが、隙間が多いことから損失が起こりやすいという難点がありました。そこで代わりに登場したのが、内部を液体で満たしたものです。
石英製のファイバーでは隙間があったものの、代わりに液体を使うことで隙間がなくなり、損失を最小限に抑えることができます。コアも太くなり、無駄がなくなりました。
これにより伝播率を高めることができ、高いレベルでの光照射が求められる実験において非常に有用な製品となっています。